群ようこさんの、原作の小説は途中まで読んだことがあります。
なので、舞台が日本ではないことは知っていましたけれど、中盤以降の展開は知りませんでした。
コーヒーが飲みたくなる映画でした。
店主のサチエさんは秘密主義というか……肝心なことはのらりくらりとかわして話してくださらないので、何を考えてらっしゃるのかいまいちわからない方ですね。小説では確か、一人称だったので、より感情がわかるのでしょうか。改めて読みたいです。
サチエさん役の小林聡美さん、フィンランド語? がお上手ですね。
真面目に取り組んでいたら、いつか報われる……と信じているタイプ。
人生、その通りならまだ、生きやすい気がします。なかなかむつかしいのが実際のところ……。
お店を手伝うミドリさんもマサコさんも、ふらっとフィンランドに来ていて、その行動力は素晴らしいな……とおもいました。
ミドリさんは日本語しか話せない雰囲気でしたけれど、日本語でバンバン話しかけていて、すてきです。人と人とのコミニュケーションって、ことばだけではないですからね。
マサコさんは新しいお洋服が似合っていて、すてきでした。デザインや色合いは日本ではあまり見ないもの。
こちらもフィンランド語はわからないそうですけれど、きっちり伝わっているかのような相槌。しかも話を把握しているようで、ふしぎでした。
全体的に、ふしぎな雰囲気はあります。細かなことが気にならない人向けですね。
なんだか夢の中を漂っているかのような、ふわふわとした感覚。
Netflixにて
2022/01/30
(旧アカウントで記録した日)