四木

かもめ食堂の四木のレビュー・感想・評価

かもめ食堂(2005年製作の映画)
2.5
群ようこさんの、原作の小説は途中まで読んだことがあります。
なので、舞台が日本ではないことは知っていましたけれど、中盤以降の展開は知りませんでした。

コーヒーが飲みたくなる映画でした。

店主のサチエさんは秘密主義というか……肝心なことはのらりくらりとかわして話してくださらないので、何を考えてらっしゃるのかいまいちわからない方ですね。小説では確か、一人称だったので、より感情がわかるのでしょうか。改めて読みたいです。

サチエさん役の小林聡美さん、フィンランド語? がお上手ですね。

真面目に取り組んでいたら、いつか報われる……と信じているタイプ。
人生、その通りならまだ、生きやすい気がします。なかなかむつかしいのが実際のところ……。

お店を手伝うミドリさんもマサコさんも、ふらっとフィンランドに来ていて、その行動力は素晴らしいな……とおもいました。

ミドリさんは日本語しか話せない雰囲気でしたけれど、日本語でバンバン話しかけていて、すてきです。人と人とのコミニュケーションって、ことばだけではないですからね。

マサコさんは新しいお洋服が似合っていて、すてきでした。デザインや色合いは日本ではあまり見ないもの。
こちらもフィンランド語はわからないそうですけれど、きっちり伝わっているかのような相槌。しかも話を把握しているようで、ふしぎでした。

全体的に、ふしぎな雰囲気はあります。細かなことが気にならない人向けですね。
なんだか夢の中を漂っているかのような、ふわふわとした感覚。


Netflixにて
2022/01/30
(旧アカウントで記録した日)
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