♯54(2025年)盾の乙女
J・R・R・トールキンの
『指輪物語』前日譚
舞台は指輪戦争から200年前の中つ国
ヘルム国王が治めるローハン
主人公はお転婆王女のヘラ
ローハン西境の領主フレカは蛮族の戦士を伴い息子のウルフとヘラを結婚させるようヘルム国王に要求するが、無礼な態度にキレたヘルム国王は、城外でフレカと素手のタイマン勝負をした結果1発の正拳突きでフレカを撲殺してしまう。それにキレたウルフは、ヘルム国王と幼馴染だったヘラに宣戦布告するという幻想世界の中世ヨーロッパ時代劇です。
◆良い点/注目ポイント
・『指輪物語/二つの塔』のようにパーティーが3つに分かれて別行動をする複雑なストーリー展開ではなく敵はヴィラン面で死亡フラグに満ちた行動を取り敵と味方が一目でわかる親切設計です。
・ウエディングドレスで戦うヘラの姿は、知恵と戦いの女神アテナのような神々しさ。
◆改善点
・最初 英語音声と日本語字幕で鑑賞していましたが、イラストのタッチと音声の相性が悪くて途中で日本語吹替にしました。
・ヘラの兄貴ハレス、ハマ、ウルフとダンハローの領主フレアラフの顔の違いがわからなくて困りました。アニメキャラの顔の識別は難しい…。
◆総括
・J・R・R・トールキンの
『ホビットの冒険』『指輪物語』を読んだことの無い方でも話がわかる一話完結作品
絵のタッチやストーリー展開はライトノベルの『ロードス島戦記』のようでした。
もしこの作品が実写なら…
ヘルム国王→ ショーン・ビーン
ヘラ→ アニャ・テイラー=ジョイ
ウルフ→ ジェイク・ギレンホール
がしっくりきます。
-2025年54本目-