噂があっという間に広がる、近過ぎて境界が曖昧になるご近所関係を、
望遠の圧縮された画面が秀逸に描き出していて面白い
無駄口を封じた子供に対して
だんだんと大人の会話が無駄口ばかりに聞こえ滑稽に…
小津安二郎の映画でも、特に結婚を題材にした作品となると、さすがに今の目で見て女性の扱いが酷かったりして厳しいものもあるのだが、子供 vs 大人の喧嘩を描いた本作は、現代の目線で見ても色褪せる事が無く…
>>続きを読むひたすら画面の奥行きと
呼応と非呼応で
横に横に接続されていく人物関係。
応じるだけで起こる関係性だけでなく
応じないことで起こる関係性をも
描くのが面白い。
会話はカットを接続する糊でもあると
思…
「東京物語」のように、人の生死にかかわるような大きな事件はない。
男女の色恋沙汰もほとんどない。
ただ、子どもたちがカラーテレビをほしがり、
買ってくれない親に反抗して口をきかなくなるという
他愛の…
何年かに一度見直す。見直すたびにお見事! と叫んでしまう。無駄なこと、意味のないと思える挨拶、不要なやり取りが人生を豊かにしてくれるという、涙が出てくるメッセージ。それにも関わらず、セリフと構成、動…
>>続きを読む前にも見たけど、こんなにオナラが出てくるとは覚えてなかった。
オナラに始まりオナラに終わる。
オナラの映画だ、という訳では勿論ないけど。
一貫して家族というものを描き続けたんだな、と改めて思う。
…
まず誰にでもオススメしたい小津作品。
シックでグラフィカルな画面構成は見てるだけで楽しい。
団地で右往左往する奥さまたちと、のんびりした亭主たち、しょーもない遊びに夢中になる子どもたち。ほのぼのした…
松竹株式会社