いかえもん

楊貴妃のいかえもんのレビュー・感想・評価

楊貴妃(1962年製作の映画)
3.4
1時間ちょっとの短い作品。世界3大美女のお一人…というにはちょっと、どうかなと思うところもないわけではないんですが、まあ時代によって美女の基準なんて変わるもんですしね。

楊貴妃って実は名前しかよく知らなかったので、これを機にちょっと調べてみましたが、西太后は恐ろしいエピソード多めですけど、この方は何にも出てきませんね。皇太子妃だったのに、皇太子を皇帝に殺され、その後皇帝の妃になったということらしいです。で、かなりの寵愛を受けて楊一族も権力を握り、その横暴があまりに過ぎたたため、部下のクーデーターにより楊一族は殺されて、楊貴妃も殺すように言われた皇帝は、仕方なく楊貴妃殺害の命令を出し、殺されたという結末らしいです。映画では、そこはちょっと史実と違ってました。
あと、それとは別に日本の山口県に逃げたという説もあるらしく、そういや、昔山口に旅行に行ったとき、楊貴妃の温泉があったなーって思い出しました。そんな伝説もあったんですねえ。

最初の方の皇帝陛下との痴話喧嘩があって、しかもその原因は他のお妃とイチャコラしてたからという理由なんです。でも、これも史実とは違ってて、皇帝陛下は楊貴妃を妃にしてからは他の女性には見向きもしなかったらしいです。

古い時代の割にはセットとか衣装とか豪華で、1時間ちょっとでコンパクトすぎるくらいコンパクトにまとまってます。そりゃまあ、今の映画と比べたら見劣りして当然ですけども、なんだろうな?結構集中して見られたので、古いながらもしっかりした作品なんじゃないかなって思います。