hoka

モガディシュ 脱出までの14日間のhokaのレビュー・感想・評価

2.9
アフリカはヨーロピアン列強国にとって権益を競う草刈り場となり民族、宗教、歴史を考慮する事なく彼等の都合で国境線が引かれた。
利益を十分吸い上げられた後独立を果たしても、その不自然さが混乱の火種になっている。
それが今日の困難を招いたことは疑いようがない。
戦後の日本が、沖縄や北方領土の例はあれど、大きく分断割譲されなかったのは、偶々島国だったからかもしれない。

‘95にケニアに行った時も、’00にエジプトに行った時も、流石に内乱下のソマリアに行く気にはなれなかった。スタイル美人が多いと評判だったのに。

劇中で子供たちが撃ちまくるAK-47は、カンボジアの射撃場で撃った事があるが、結構重かったし反動も大きかったと記憶している。
小さい子供たちが乱射するのはちょっと無理があると思う。脱出劇は事実だろうが、カーチェイスシーンなどエンタメに振った脚色だろう。

しかし朝鮮半島も列強の思惑により分断された国の一つで、その視点からの映画は中々新鮮でした。
後ハードカバーの本をBullet proofに利用するのは機転が効いてると思います。
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