夏休みアウトドア特集
息子の誕生日、家に来るまであと2時間。プレゼントを求めてダメ親父と犬一匹が爆走する世界一短いロードムービー。
19分の中に可笑しさと優しさの詰まった素敵なドラマでした。うるっと来てしまった....。
こういう「何をやらせてもダメ」「だけど真っ直ぐで優しくて愛おしい」大人の哀愁が触れるくらいの距離感で再現されていて うわぁ〜！ってなった。日没前の時間帯の空の色と空気感も相まって、頬が緩んでは胸がきゅーっとなるような哀愁に包み込まれるような。
「踏んだり蹴ったり」という言葉がとにかく似合うドタバタ劇の果て、とんでもないことが起こってしまうのだけど、そんな悲劇すら「一生に一度の思い出」に変換してしまう優しさといじらしさにノックアウト。この思い出がいつまでも続くことを予感させる余韻を残しながら引いていくラストも◎。
こんな人が旦那だったら最悪だけど、こんな人がお父さんだったらいいな。
