takanoひねもすのたり

アノニマス・アニマルズ 動物の惑星のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

2.6
人間と動物の逆転劇。

家畜や闘犬(または闘鶏)の擬人化。

台詞が無いのは人間と動物の間で言葉が通じることは無いからか。

意識高い系が『家畜や闘犬を人間に置き換えてみたら分かるでしょう?彼らにどんなにとても酷い虐待をしているかが』というメッセージ性を付けて作った印象。

確かに家畜は最終的に食べられるために生まれて、人間の都合でいいようにされているかも知れないけれど、それをきちんと受け止めて提供された命(肉や魚や野菜や穀類や)を大事に頂くことが大切なんじゃないかな。
食事を残すな、粗末にするな、それ基本。

闘犬等のペット虐待は別の話。

畜産と一緒にするなと思った。

暗転が多すぎる。
暗転しないと次のカット(場面展開)の繋ぎが出来ないのか、あえての編集なのかは知らないけれど。
荒廃した農場やだだっぴろい牧場、森の様子は好みではあったけれど、ストーリーがなあ。
社会批判を入れたいにしても捻りが無さすぎて陳腐過ぎんだよね……。