ぷぅちん

戦場のピアニストのぷぅちんのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
5.0
第二次世界大戦中のユダヤ人迫害「ホロコースト」の被害者であり、およそ6年間の逃亡生活を強いられた実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの回顧録を原作とした映画です。
正直気軽に観るような内容ではありませんが、こういう作品は一度でも観るべきなんじゃないかと思います。

初めて観た時の衝撃が凄すぎて、その後も何度か鑑賞してます。

劇中BGMはほとんど掛からず、ドラマ性もある訳でもなく、体験記を淡々と映像化しているような印象ではありますが、とにかくシュピルマンの取り巻く環境や体験が、平和ボケした自分には刺激強過ぎ。

街中に死体が転がっていても無反応。
地面に落とした鍋のスープを、やせ細った男が必死に掻き集めて啜り、鍋の持ち主のおばちゃんが泣きながら男をはたくシーンとか、車椅子のおじいさんを2階から突き落とす場面はホントに不愉快で、胸が締め付けられる思いです。

転がった缶の先にドイツ兵が佇んでいた時の絶望感といったらもう...。

映画を観て泣くって事は全然無いんですが、この作品だけは何度観ても泣きそうになります。何とか耐えてるけど。
そして自分が過ごしている環境が如何に平和かが分かるって事です。

平和に感謝!。