THE MOLE(ザ・モール)の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「THE MOLE(ザ・モール)」に投稿された感想・評価

しゅん

しゅんの感想・評価

4.0
元料理人のデンマーク人がスパイとして親北朝鮮団体に潜入し、北朝鮮の武器密輸を暴くドキュメンタリー。

スパイだったウルリクさんへのインタビュー形式で話は進むが、途中からは完全にフィクションの映画のような展開にハラハラした。ホテルやフェリーでの密談って。隠しカメラを服の下に隠すって。
メンバー達は何を思ってあんな活動してるんだ?まさか本気で地上の楽園を信じてる訳でもあるまいし。まあすぐ隣の日本でも似たような連中がいるんだから、遠い北欧でよく分かってない奴がいたって不思議では無いが。あ、アレハンドロは私腹を肥やしてる社外取締役的な奴だから情状酌量の余地なしで。

ドキュメンタリーだから仕方ないけど、ウルリクさんの動機が全く分からなかった。バレれば即銃殺刑なことを10年も続けるなんて正気か!?いち視聴者である私に理解できるくらいならスパイなんて無理だろうから、この感想はしてやったりなんだろうか。

監督やデンマーク政府、彼らとその家族を全力で守ってあげて下さい!!
観たかったドキュメンタリー。

北朝鮮のミサイル発射(飛翔体発射)のニュースを見る度に、北朝鮮の世界に対する経済支援要求やアメリカへの対抗意識(これも経済支援の一環)だと思っていたが、これを観ると観方が変わってくる。

デモンストレーションかいっ!
性能実験かいっ!
Karin

Karinの感想・評価

4.4
ほんとの裏の世界の人たちの顔見れて面白かった
帰りに考察話したのが楽しかった
はち

はちの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ウガンダの島民を騙して退去させる話は切なくなった。

10年も人を騙し続けるなんて、なんでそんなことができるのか。

武器が売れたほうが儲かるのだからなんか戦争がビジネスみたいに見えてくる。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

4.0
2011年、デンマークの元料理人ウルリク・ラーセンは北朝鮮をテーマとしたドキュメンタリー映画『ザ・レッド・チャペル』で入国禁止となったマッツ・ブリュガー監督に北朝鮮に潜入する映画を作ってほしいとメールを出した。大きな事件でもあれば作るかもしれない、と素気ない返事を返した監督に対し、ウルリクは自らが北朝鮮に潜入して撮影もする、という。その後10年に亘り潜入取材を続けたウルリクの様子を伝える驚きのドキュメンタリー。

本作で驚くべきは一介の料理人でしかないウルリクが、北朝鮮の制裁逃れの闇取引の現場を押さえるために費やした時間と労力の大きさ。
ウルリクはまず北朝鮮に入国する手段としてコペンハーゲンの北朝鮮友好協会に入会し、協会内で信用を得ていき、北朝鮮への入国を果たすと北朝鮮の国際的な親善組織・北朝鮮親善協会(KAF=Korean Friendship Association)の会長アレハンドロ・カオ・デ・ベノスの信頼を得て武器取引の実務を行うまでに至る。
ウルリクは家族にも潜入の秘密を明かさず、その過程のすべてをカメラに収め、それを10年もの歳月をかけて記録し続けた。
デンマークのみならず、アレハンドロと並んで欧米の北朝鮮シンパの広告塔としての機能を任された人物が、実は潜入取材の単なる手段だったという、仕掛けの大きさには驚くほかありません。
そこで暴露されるのは、北朝鮮の行う国連の制裁逃れの巧妙な武器取引の手法や、闇市場における武器取引の需要のバラエティの豊富さ、一種のカルトとさえ思える北朝鮮シンパの国際的ネットワークの広さなど・・・
実際の闇取引の様子は、映画を観ていただくとして、意外だったのはリアル系のスパイ映画などでよく見る隠蔽手段というよりは、『007』的ともいえる少々現実離れしたフィクションっぽい偽装を用いて武器の製造プラントを準備していこうとしているところ。
「事実はフィクションより奇なり」を地で行く展開にはただひたすら驚くよりほかありません。

そこで描かれる実態を目の当たりにすると、単なる禁輸を国際間で取り決めたとしても、制裁逃れの具体的手法を知り、ルートを絶たない限り、こうした闇取引で北朝鮮に流れる違法な資金を絶つことは非常に難しいという現実を知ることになるのでした。

映画はまたこうした危ない橋を渡ることでウルリクが強いられるプレッシャーもまた正直に映し出していきます。
盗聴がバレた場合や、虚偽が相手に知られる恐怖を感じながらこれだけの大仕掛けの芝居を続けることのプレッシャーは並大抵のことではないと思います。
闇取引がより具体的になり、事態が次第に複雑化することでウルリクが感じるリスクの高さが次第に高まっていく様子は、単なるドキュメンタリーの範疇を超えて、バレたら死に直結するであろう危うさが観る者に大きな緊張をもたらすのでした。

映画はそうした恐怖が臨界点に達しようかというところでひとつの落としどころに収まるのですが、そこにはこの10年にも及ぶ潜入の結末に相応しい驚くべき結末が用意されているのでした。
これは、観る者を現実の世界で行われている最も危険な闇取引の現場に連れていく体験型ムービーであるのと同時に、国際的な武器取引の闇市場の実態を告発する非常に大きな役目を負うという、まったく異なる要素を統合した驚くべきドキュメンタリーなのでした。
世界には北朝鮮を支援する団体 KFA(朝鮮親善協会)というものがあることを知った。

表向きでは北朝鮮に関するニュースをフェイクニュースだ!と阻止し北朝鮮の未来は明るい事を伝えると。
そして支援するとはとてもいい聞こえであり、裏では武器・麻薬売買なども囁かれるので潜入してみよう!といったドキュメンタリー映画。

100パー真実かどうかはわからないが盗聴器の探知器とか騙し合いとか何度かドキドキしたわ。
そして北朝鮮の人々は大酒飲みという事を知った。
あーち

あーちの感想・評価

4.1
正直最近観たスパイ映画の中でダントツ面白かった!ドキュメンタリーだけど。ヤバすぎ。

『潜入10年 北朝鮮・武器ビジネスの闇』というタイトルでBS1でも放送されていた。
hidehi

hidehiの感想・評価

4.3
2021/11/10 鑑賞。
この映画は3種類の楽しみ方があると思う。
ひとつは、フィクションかノンフィクションかを気にせずにこのまま”ちょっと変わったスパイ映画”と楽しむ見方。派手なアクションはないが、それなりにサスペンスを感じつつ楽しんで見れると思う。
次に、体験型ノンフィクションというか人間観察型ノンフィクションというか、まったくの素人がスパイをやってみるとどうなるか、という見方だ。少なくとも企画の初期段階では、まったくの素人がスパイを始めている。画像も音声も、ほとんどのケースでは鮮明だ。ほとんどの画面では表立った緊迫感はないが、状況を考えるととんでもないことの現場にいることがわかる。まぁ、とにかく素人がいきなりスパイをやってどんなことになるか、興味深く観れることは間違いない。
そして最後に、まったくの社会派ノンフィクションとして、北朝鮮というのがどんな国家でどんなことをしているのか、を知る、という見方があるだろう。これはもう本当に驚天動地というか、なんとなくそんなこともあるかな、と思っているかもしれないが、おそらく想像以上のリアリティがあると思う。見ているあいだはわからなくても、ごく日常的にこういうことが行われているんだな、というだけでも、よく考えると恐ろしいことなのだ。主人公が「飄々としている」というような評があるが、”向こう側”の人たちこそ飄々としている。もうまったく日常的というか、普通の”お仕事”なのよね。
しかし、見終わって考えるに「軍事研究がー」みたいなことを言っている自民党のセンセイがたは、こういう、兵器などのノウハウをためて海外に売っての商売や、国会などでの議論なんかまったくせずにカネになることはばんばん実行に移せ、”国”のやることならどんなことも法では取り締まる必要がない、こんな体制を目指していると、普段の言動から言えないだろうか…?! 「目指す体制が北朝鮮」になっていないか、ちゃんとチェックが必要だよなぁ、と思ったりもした。
ハイジ

ハイジの感想・評価

4.0
こんな生き方を10年もしたら、その後どうなってしまうんだろう…想像もつかない。顔が出てしまった関係者たちがまだ生きてるのかも。
そして、どうやっても北朝鮮は信じられない。共産主義に魅力を感じる層は一定数いるとしても、それでもあそこだけは選ばない。独裁主義に憧れているのでは?
dai

daiの感想・評価

4.3
moleとはモグラのことであり、転じてスパイという意味になった。

この映画は『ザ・レッド・チャペル』の監督、マッツ・ブリュガーのもとにデンマークの料理人ラーセンからメールが届いたことから始まる。先述の作品を作ったことで北朝鮮への入国ができなくなった監督の代わりにラーセンが潜入し、実情を報告をするというのだ。

この映画の醍醐味は頼りなさげな素人スパイが大胆にも北朝鮮へ潜入し、実際に外交を行うまでの様子がドキュメンタリーとして収められている。

詐欺師に見える詐欺師はいない

という言葉があるが、スパイに見えないスパイほどスパイとして高スペックなものはない。

町山さんが割とポップにこの映画を紹介していたので、もう少し遊びがある映画なのかと思いきや、想像の遥か上を行く本気のスパイ活動で、当たり前ではあるが家族をはじめとした多くのものを犠牲にして任務を全うしていた。

映画はスパイ活動がバレてしまいそうなシーンが多々あり、スリル感満載でした。割と無計画に事を進めるシーンもあり、もっと入念にやりなさいよ、とツッコミたくなることもしばしば。

ヨーロッパの人々がなぜ北朝鮮へ傾倒するのかといった件はなるほどと思わされるものであった。世界的に見ても時代不相応なまでに共産主義を貫いている北朝鮮に救いを求める人もいるのであろうということは想像できるものであった。

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