ワルキューレよ永遠に
ウィンダミアと新統合政府の停戦記念ライブのため、ウィンダミアを訪れていたワルキューレとΔ小隊を、新たな敵が襲う。
「マクロスΔ」シリーズの完結編となる完全新作アニメ。前作「激情のワルキューレ」が潔いほどワルキューレにフォーカスしていたため、本来の主人公ハヤテの存在感が皆無に等しかったが、本作ではハヤテとフレイヤの関係を主軸にストーリーが展開する。結末はある意味衝撃的だけど、納得できるもの。
それはいいのだけど、色々なことに決着をつけたり、次シリーズへの目配せのためか、説明的な情報量が多くて、ドラマとしてはごちゃごちゃしてしまったのが残念。特に、クライマックスを盛り上げるためにも、敵キャラである闇_Q_rayを記号的ではなくもっと魅力的に描いて欲しかった。
一方、相変わらずワルキューレの疾走感のある楽曲と、5人のコーラスワークは魅力的。来年のライブで活動を終えてしまうのは、本当にもったいない。
ところで、次シリーズはどうなるのかな?同時上映の「時の迷宮」といい、色々思わせぶりなんだが、シリーズ集大成的な作品になったりするのだろうか?