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女たちの闘いのeigajikouのレビュー・感想・評価

女たちの闘い(2007年製作の映画)
3.5
死産の新生児が何人か出てくるので見るのに注意が必要な人もみえるかもしれません。

「アジアでも出生率が高い東ティモール。病院までの道のりは険しく、保健医療サービスの利用が進んでいない地域もある。
多くの妊婦が家族や産婆の助けを借り、自宅で出産するが、命を落とす母子も少なくない。
東ティモール女性にとって出産は命をかけた闘いだ。村に残る伝統や人々の暮らしと、出産を助ける医療者とが交差する、一般女性の声に迫った出産ドキュメンタリー。
監督はサンタクルス虐殺事件を世界中に知らせたジャーナリストのマックス・スタール。」東ティモール映画祭のサイトより。
1人の女性が平均7人の子供を産むという出生率の高さだが医療が行き渡っておらず、昔からの因習の薬草を使った自宅での(助産師でない)産婆による出産が行われている地域もある。子供の死亡率と産婦の死亡率も高い。
助産師ではなく経験で赤ちゃんをとりあげてきた高齢女性の産婆は逆子は難しく手に負えないと証言している。
母子手帳を配布して妊婦への正しい妊娠中の栄養摂取や衛生の知識の普及や定期的に検診を受けることを周知し、異常がある時は病院で出産して赤ちゃんと妊婦の命を救う活動が紹介されている。その妊婦向けのプログラムに参加している若い妊婦イリンがナレーションを務めている。
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