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劇場版プラシド・ドミンゴ アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭2020のagatheのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドミンゴの歌はもういつ聞けるかわかんないし(80歳くらいだよね?今)高いけど見てこようと言ってきました。
近頃声楽から離れているからなおさら見たいという気持ちもつよかったかも。
ドミンゴはテノール時代しか聞いていなくて、バリトンになってからは初めて聞いた来たする。
わたし、バリトンのほうが好きだわ。軽く、やわらかいいいバリトンでした。ま、楽曲も声域もバリトンのほうが好きなのかもしれないけれど。
指揮者もソプラノさんも知らない人。基本オペラは重きを置いていないからそうなっちゃうのですが、ザ・イタリアっていう音楽でした。
ソプラノさんも知らない歌手。想像より10歳くらい若くてびっくり!白人のお姉さんは貫禄が違う。それはいいとして、彼女ブレスの後胸をすとんと落としてそのまま歌うの。ええ、バストがウエスト近くに行くように見えるくらい落として歌う。椿姫のデュエットの時のドレスが体の線そのまま見えるタイプでそれがとっても気になる。面白い歌い方するわね。
このコンサートプログラム、よく考えられていて、ドミンゴが無理なく歌えるようにオケの曲とソプラノソロを挟んでつくってあっていいプログラム構成だったと思います。
ドミンゴはもうおじいちゃんで背中も丸くなってきているのに、歌いだすと胸が開くから年を感じさせない姿だし声で、歌でもありました。この人ってこんなに拍感出す人だっけ?ってくらいきっちりテンポを刻んでいるのが聞こえてくる歌でした。
下手な人がやると稚拙に聞こえるんでしょうけれども、さすがドミンゴ、音楽がそれで稚拙に聞こえることがなくておもしろかったです。
鑑賞料金は高かったけど音響もよかったし、みてよかった映画となりました。
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