saodake

ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。のsaodakeのレビュー・感想・評価

4.5
「キューポラのある街」の帰国事業の描かれ方、帰国船第一便が新潟港から出航するときの熱狂ぶりの背景に何があるのかイマイチ理解出来ていなかったが、やっと分かった気がする。。
北朝鮮の地方の様子が垣間見えるのが貴重。牛車が出てくるのがびっくりした。「氷土の共和国」が書かれた80年代から地方は変わってないのかな?
3年で日本に帰れるという嘘を流布したのは北朝鮮当局なのか朝鮮総連なのか分からないが罪深い嘘だなと思うばかり。。
政治的な問題は抜きにしてある姉妹の物語として感動したし胸が痛くなりもした。
他の帰国者がそうであったように、日本の家族に物資援助を頼むってことは相当苦しい生活だったんだろうな。
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