猫兎ゆら

流浪の月の猫兎ゆらのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.1
2022年劇場鑑賞作品6本目。

狂っているのは世界のほうで。
狂っているのは世の中のほうで。

普通にいたいだけ。
けれど普通ではいられない。

愛したいだけ。
だけどうまく愛せない。

愛されたいだけ。
なのに一方通行。

ただ平穏に生きたいだけ。
それなのに残酷なほど生きにくい世の中。

私はおかしいですか?

俺(僕)はおかしいですか?

色々な気持ちが渦巻く純文学。

不器用に生きる人々の。
街の片隅の。

理不尽と戦う複雑な愛の物語。

結末はぜひ、映画館で。
猫兎ゆら

猫兎ゆら