Sankawa7

流浪の月のSankawa7のレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.2
セルBluRayにて

知人の強い勧めで購入。

映像美と儚さの脆さと美しさ

松坂桃李と広瀬すず、複雑な家庭環境で普通の恋愛が出来なくなった2人の数奇な出会いと、勝手に踊る周りの人々、追い込まれる2人。

ロリコンとセックスが表面的テーマだが実は心にキズを負った二人の人生をかけた純愛映画だと思った。

海外物で既視感はあるテーマなんだが、気持ち悪い、と儚い、の境目の顔つき目付きの松坂桃李の役作りには震えがきた。
また、トラウマ被害者をやらせたら右に出るものは無い広瀬すずのマイノリティ感溢れる演技も完璧。その恋人役の横浜流星、演技史上最も酷い奴役、よくやった、偉いよ。ホントに嫌いになるかと思ったよ。2人のセックスシーン結構強烈だった。

李相日監督ならではの映像美と、追い込まれる2人の描写は見てる方も苦しくなる。

多部未華子も良かった。
内田也哉子はナイス怪演👍

結末は予想と全く違った、驚き‼
Sankawa7

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