流浪の月の作品情報・感想・評価

「流浪の月」に投稿された感想・評価

qudan

qudanの感想・評価

5.0
女児誘拐やロリコン・DVなどのある意味でキャッチーな昼ドラ的要素を、リアリティのある地に足のついたものに落とし込んでいる。

そんなことあるかい!という状況や展開を、そんなことあるかも…と思わせてしまうのは、俳優陣の演技はもちろん、映像の空気感を丁寧に構築していったからだろう。

見終わった後、誰にも邪魔されない二人の幸せをただただ願ってしまう。
「怒り」を観たときの衝撃をもう一度味わいたくて。

正直、あの衝撃を超えることはなかった。

でもやっぱり観た後の重くずっしりくる、どこにぶつけたら良いかわからない感情が残る感じはあって、映画館で観てよかったなぁと。

とてつもない嫌悪感を抱かせた横浜流星、感情のない目をした松坂桃李(見た目は東京喰種のトルソー)、すべてが自然な広瀬すず、そしてその子ども時代を演じた白鳥玉季に拍手。
hachi

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4.3
家庭に居場所のない少女と、大人の女性を愛せない大学生の物語。
社会的には許されないが、お互いにとっては居心地の良い場所だった。

撮影のホン・ギョンピョ、美術の種田陽平らの作り出す世界観が良い。
この作品をワンランク上な質感にしている。
saho

sahoの感想・評価

3.6
"更紗は更紗だけのものだ。誰にも好きにさせちゃいけない"

原作があまりによかったので映画も鑑賞。
個人的には原作のほうが圧倒的に好き。
原作が軸とするテーマは「事実と真実は違う」で、映画が軸とするテーマは「人は見たいようにしか見ない」と微妙に違くて、捉え方は私は小説派。
小説で更紗に対する文の思いが明かされる部分が一番ぐっときたのに、そこが映画からはあまり伝わってこず…。
あと原作読んでいないと分かりづらいシーンがあったり、「ここは必要では!?」というシーンがカットされてたり、李監督の作品は好きだけど今回ばかりは原作を先に読んだからこそもやっとするところがかなり多かった。

とはいいつつ、朧げな月の満ち欠けや、雨や風を取り入れた映像美、美しく響く音楽は映画化ならでは。役者たちの表情で全てを伝える至高の演技には感服。

“男女"というものすら超えた二人の関係は、どんな関係よりも純粋無垢で誰にも壊されない確固たるもの。魂の片割れのような、まさにソウルメイト。
愛を知らなくても、一緒にいるときだけは本当に自分でいられた。
周りからいくら否定されても、互いを頼りにしながら二人の世界はゆらゆらと流れていく。

79本目 / 2022
私たちが生きていたら日常のそこかしこにある、噂、偏見、軽蔑「本当にそれが真実なのか?」を監督が自分に問うているようだった。帰り道、週刊誌を手にとってこの中にどれだけの真実が書かれていて、一文の中にどれだけの登場人物の背景が端折られているのだろうと想像して、ちょっぴり悲しくなった。
geratonii

geratoniiの感想・評価

4.5
とてもむずかしい内容で、それぞれの登場人物がかかえていることが、どこか自分にも当てはまるような気がして見入ってしまいました。映画では所々分からない部分があって、気になったので小説も読んでみました!とても考えさせられる映画ではありましたが、役者さんの演技も一流でいい映画だったと思います。
素人目にも構成の妙が感じられたのですが、完全に僕の諸々のタイミングがこの作品を受け止められる時でなかったので、途中めちゃくちゃ映画館出たかったです。前半中盤のポップなシーンなかったら多分本当に無理だった。好きな映画にはならないけど、忘れない映画にはなった。

でも今日の夜風気持ちいいのでなんとかなりそうです。鬱。
はに丸

はに丸の感想・評価

3.9
観る前は、小児性愛について扱ってる物語というイメージしかなかった!思ったより複雑で、登場人物の人格や性的志向をカテゴライズさせない!という強いこだわりを感じた。
3時間弱の尺を感じさせないテンポの良さで、どんどん展開が変わって、面白かった。
ずっしりとしたテーマにも関わらず、観終わったあとはなんだかスッキリした感覚になるのが不思議☺️

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーはとても面白いし、人の言葉や行動を見て判断してはいけない。周りの意見や考え見られ方など日本人特有の文化に惑わされず真っ直ぐ生きていく男女のストーリー。
最後のオチは納得いかないが、伝えたい事はなんとなく理解できた。
shiori

shioriの感想・評価

4.1
映画→小説の順の方が良かったかもな🥲
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