『キングスマン』でおなじみのマシュー・ボーン監督作品。
虚実入り交じるちょっぴり複雑な設定で、今までとは違った角度からスパイ映画を作ろうとした目論見はよかったのだが…。
前半と後半のトーンが違うのは意図的なのかどうかわからないが、ちょっと気持ち悪かった（後半、突然、キングスマンモードに！）。
始めから終わりまで登場する猫がなにか重要な役割があるかと思ったら何もないし、スコティッシュフォールドという猫種にも皮肉があるのかと思ったら（現在、ブリードが禁じられてる国も多いはず）監督の愛猫だったということで結構肩透かしを食らったし、存在が作品のノイズになっていると思った。
着想は悪くないがうまくまとまっていないという印象の作品だった。
