魔法が使える家族の中で唯一、魔法という恩恵を受けなかったミラベルの物語。
なぜミラベルだけが魔法を授からなかったのか。
ミラベルが魔法の家が崩壊する夢を見るのはなぜか。
未来をみるビジョンの能力を持つ叔父が失踪したのはなぜか。
そんなお話。
魔法を持たないミラベルに対しての、家族というかおばあちゃんの態度が結構切なかったです。おばあちゃんからすれば、「魔法を持つ」ということが一家のアイデンティティであり、それで街の人たちを守ってる、っていうことだから、魔法を持たないミラベルに対してそういうふうに接してしまうことはわからなくもないですが、辛いです。家族として認めてもらえないような気がしてね。
でも、家族の魔法の謎や、家族それぞれが抱えていた悩みを知ることができて、本当の意味で家族になっていくっていう過程は良かったです。
家族って、能力があるなしとかではないですよね。思い合っていることが大事。
