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ミラベルと魔法だらけの家のKotaのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.5
“あなたくらい特別なギフト。”

心を洗浄する為のGWディズニーアニメーション祭りその1。魔法一家の中で唯一魔法が使えないミラベルは、家族を愛し愛されながらもどこか疎外感を感じている。ラテン系音楽とカラフルな作画に胸躍る本年度アカデミー賞受賞作品。

従兄弟が多い自分からすると、あの子は優秀、その子は結婚した、そしてあなたは?みたいな暗黙のプレッシャーに物凄く共感した(笑)この映画における“魔法が使えない”って事は、生まれつきの話で当事者のせいではないのに、それにより当事者が他との違いによう疎外感や劣等感を感じてしまう現在の人種、性別、性趣向、国籍など様々なものに繋がる万物のテーマだった。それを魔法というファンタジックなものを使って本当に大切なのは“君自身”というところに結論付けるストーリーの美しさにはさすがの一言。唯一ミュージカルパートはあまり好みではなかったのでこのくらいの点数で。
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