ゴトウカツヒロ

バトル・ロワイアル 特別篇のゴトウカツヒロのレビュー・感想・評価

2.9
これとエヴァの後の時代に与えた影響はすごいんだろうな〜と頭ではわかりつつ、独立した作品としては耐久力がないなぁとも思った。なんか全体的にマンガチックというか、少年少女が殺しあうグロ描写ありの映画以上でも以下でもないな。

クラシック音楽で狂気を演出するのも今観たら超普通だし、白目になって(失明して?)銃弾食らっても立ち上がって襲ってくるサイコ野郎とか、裸で男子を誘惑して鎌で殺しちゃう女子とかギャグっしょ。生首手榴弾とか。わざわざ中学生を殺し合わせるための法案作ってなんの意味があんのかよくわかんねーし、「若い奴らのことはよくわからん」っていうおじさんがそのボヤッとしたイメージで作ったような感じ。あとヤバい法律を作ってるディストピア状態の日本政府と、娘に嫌われてヤケになってるたけしのスケールが違いすぎてややこしい。そういうギャグとして見たらいいのか、狂ってる人たちを演出したいのか混乱する。

特に栗山千明のセリフまわしが全部クサすぎて笑える。「私が全存在を賭けてあんたを否定してあげる」とか「ずっと私があんたの前走ってるから、後ろで見ててよね」とか、なんかずっと古い。藤原竜也はボロボロになればなるほどなんか面白いし、フフって笑っちゃうかも。藤原竜也の「どうしてみんな簡単に殺しあうんだよ!」とたけしの「ちょっと殺し合いをしてもらいます」のとこだけ今後も心に残ると思う。モノマネされてるから。これ見て人殺したくなるとも思えないけどな〜。