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ヴォイス・オブ・ラブのemediaのレビュー・感想・評価

ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)
3.4
トップエンターテイナーの純愛物語である

ひとりの男性を愛し抜いたセリーヌ・ディオン
感銘を受けたヴァレリー・ルメルシエが
脚本・監督・主人公をこなしている
あくまでも監督の中の「セリーヌ・ディオン」
たっぷり脚色しているらしい

映像に駆使したようで
デジタルとアナログを組み合わせ
特殊メイクを施さずに12歳を演じる

実はコメディタッチの作品?と思わせるほど
温かい家庭(両親&14人兄弟)が微笑ましい

何といっても結婚して直ぐに
「こどもは望まない」と宣言する父親
知らん顔で14人を出産する母親

「人生で初めて聴く声」と言わしめるシーンも
プロデューサーの表情のみで乗り切った!

ヴァレリー・ルメルシエは
口元を歪める癖があるのか
ほうれい線が更にくっきりして
幼い(12歳)雰囲気とはかけ離れている

ここは避けては通れない映像の業である

成人するまで視覚に耐えられるか
もう頭の中からセリーヌ・ディオンは消して
この違和感に堪える時間が必要である

正直なところ
どこから成人なのかも解らないが
周囲の人々の成長や老いで計算していた
あの髪を切ったあたりだろうか?

アリーナが「わたしは20歳」と叫ぼうと
違和感は拭えない

ということもあり
全体の1/3までは辛抱すべき挫けてはならない
観る側に気持ちの切り替えを要する作品なので
ある意味で手強い・・

どうせなら1/3のパートは
アリーナの視線のみで繋いでもいいのでは?

わたしは心の切り替えが早い(忘れる?)ので
どうにか2/3から軌道修正に成功した

改めて・・
視覚とストーリーが伴うのは3/3からである
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