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この日々が凪いだらのUnrelatedのネタバレレビュー・内容・結末

この日々が凪いだら(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「この日々に凪いだら」、短編「なみぎわ」、羊文学MV、瀬戸かほさんと常間監督の舞台挨拶。

【感想】
「個人的に合わない」
・気になったところがいくつかある。
まずコンビニに出かける双葉(ま、嘘だけどね)のあと、大翔がしょうゆなのかソースなのか分からない容器を持つところ。そのあとなぜかちょっとクローズアップするところ。
次に父親が亡くなったことに対して大翔がなぜあそこまで悲しんでいたのか。過去に大翔は父親に殴られ、家族と絶交し、故郷を離れているくらい父親は憎い存在だったのに。個人的には双葉が父親の通帳を渡して、大翔が通帳の中身を見たときに、仮に父親が大翔に遺産相続をしているとして、将来の大翔が苦労しないようにと返済を完了あるいは想像以上に遺産を貯めていたいたのではと思った。しかも最後に「これからも双葉と付き合う」的なことを言っているのは貯めていた場合だと大翔の自信の表れだと思う。それ以外だと分からないし、普通に考えて借金まみれだろ。
それと短編「なみぎわ」を観ていないとほとんどの人はそんなこと想像できないと思う。見識を広げるために短編を観なきゃいけないところとか非常に面倒くさい。
また身近な人の死(大翔の職場をやめたおじさんの自殺)に対してにやけている仕事仲間の不謹慎さに大翔は叱っていたため、死に対する悲しみを感じやすくなったのではと思った。
・個人的に好きなところがある。
葬式にて、双葉が「火葬されると煙突から煙が出て、最後違う色になるらしいの。それは天国へ向かっていると聞いたことがあって…。で、この建物煙突がないから天国へ行けるのかなって…」とかそんな感じのこと言っていたら、大翔が「よく喋るなぁ(怒)」とキレていたところ。きっと双葉はどんよりした空気を対処するために盛り上げようと努力してたんだよね。双葉は本当に優しい女性だ。
・個人的に大翔の心情を汲み取るのが難しいと思った。
大翔が父親のことを話す基準。なぜ双葉には話さないのに不謹慎な態度をとった仕事仲間には話せるんだよ。
他にも双葉と大翔の喧嘩。家の引っ越しが決まり金銭的な問題で悩んでいた双葉が給料の低い花屋をやめて社員として働きたいと大翔に言ったら、「やりたいことじゃなかったの?」とか言って怒っていたところ。なんか情緒不安定だね大翔って。あと家族が目標じゃなかったら双葉と恋人として同棲する意味ある?
・正直BGMいらない。
ネットカフェに行くときに流れる太鼓叩いた感じの謎のBGMとか正直鬱陶しく感じた。
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