今年観ましたヒューマン系(社会派的)なタイプの映画の中では一番良い作品だと思いました。
アメリカ社会の闇の部分・・・書類上の不備やら法律上の不備で2000年以前の養子縁組した人達は永住権がなくて強制送還を余儀なくされるしまうと言うなんとも言えない問題があるんだなぁと思いました。
監督・脚本・主演をしたジャスティス・チョンさんは凄い才能の持ち主なのかなぁとボンヤリと思いました。
社会に弾かれてきたタトゥー職人の韓国系のアントニオは、アリシア・ビカンダー演じる恋人のキャシーとその娘さんのジェシーと仲睦まじく暮らしていたけど、悪徳警官の陰謀によって強制送還されてしまいそうになってしまって・・・さあどうなる？お金を用意する為に犯罪に手を染めてしまうのか？と言ったストーリーでした。
アントニオと娘さんのジェシーとの交流するシーンがどれも愛おしかった。
もう終盤の終盤の別れのシーンは久しぶりに映画館で泣けましたよ。
ジェシー役の子の演技が凄かった。
アメリカのもうひとつの闇の部分・・ベトナム戦争によって生まれた難民問題も描いていたこでこれも現代的なテーマだと思いました。
生と死を交互に描いている箇所もあり上手いなあと思いました。
