映画三作の中では一番、TVドラマ版に近いノリではあった。
ただ、映画版としてそんなライトさも徹底できず話運びが限りなく鈍重になり、一方でドラマのギミック、決めセリフがテレビに引き寄せられて、これまでの映画二作の良さを薄めてしまい、結果、それぞれの悪いとこどりになっただけな気も。
あんまり細かいとこツッコミ入れるタイプの作品ではなかったのに、本作では、
その方法を誰がどうやって思いついたの?とか、
村上淳が自白してないから野放しってのも警察無能すぎで、死体遺棄が時効でも、あの証拠なら殺人罪で起訴はできそう、せめて保護責任者遺棄(致死)なら時効5年(10年)だしいけるだろ、現住建造物等放火は?
などなどノイズが多くて、そのあとの多人数のわちゃわちゃは結構どうでも良くなってしまった。
(原作でもこんなに身代わりの話あったっけ?も)
ただ、前二作と異なり、ガキを絡ませて感情を動かす手法がなくった点は良かった。それでもJK使うけど。