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ブリュノ・レダル、ある殺人者の告白のsashaiceのレビュー・感想・評価

4.2
苦しんだ者が苦しめる側に回る時。結構後にも引きずる作品。。猟奇的殺人を犯した少年の告白と回顧録、医師による分析。衝撃だった。殺人という超えてはならない壁を越えるに至った青年の殺人と自慰への強迫観念、"殺人の必要性"を細かい心理描写と妙な納得感を持って伝える。冒頭から猟奇的殺人シーンでどんな狂人の人生かと思ったら、なんか驚きとか恐怖とかではなくて妙に納得してしまって自分でも驚いた。
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