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猿の惑星:創世記(ジェネシス)のmikioartのレビュー・感想・評価

3.4
猿の惑星のリブート1作目。アルツハイマー治療薬で知能が発達した猿(エイプ)が人間に反乱を起こすまでが描かれる。

オリジナル1作目ではいきなり猿に支配される世界に放り込まれて凄い衝撃を受けた。その後の続編は全てそこに至るまでのいわば解決編みたいなものだった。

リブート版は逆に猿が反乱するきっかけから始まるので驚きを楽しむことはできないし、それはそもそももう無理だ。

なのでストーリーも設定も面白い要素は特にないが、気軽に楽しめるSFとしてはまあまあという感想。ただ猿達のいじめられ方がそれほどでもなかったので、知能を持ったことで人間にあそこまで攻撃的になるところがよく飲み込めなかった。

でもある朝起きて自分が檻に入れられてたらと想像するとなんとなくは納得。それに仲間を解放するためには仕方がなかったか。

あとはやっぱりウィルがさんざん薬の無断使用や盗難を繰り返しておきながら、上司に慎重になれと諭すシーンは笑ってしまった。

指を噛みちぎられ、車をボコボコにされ、殺人ウィルスを感染させられたお隣さん。次回作はなんとか生き残った彼がウィルとシーザーに復讐を誓うキャラとかで登場してほしいな。
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