東京国際映画祭アジアの未来部門にてマヒトゥ・ザ・ピーポー監督、森山未來さんの舞台挨拶&QA付き。
自由だよ。
『佐々木、イン、マイマイン』が頭に過る良さとショットのキレ加減が抜群によくこれは凄いな。と、ラストで鳥肌が立つ。
'i ai'に込めたメッセージはスクリーンで観た者でしか味わえない対峙の時間だった。(ただ、映画祭のアディッショナルタイムはあるのだけど)
マヒトゥ監督が自ら赤い手紙を森山未來に書いたというくらいにキャラクターや動きにマッチしていたし、やはり大きく動く動作から手の動きの細かさまでハマっている
ヒー兄の対として現れる男のオーラから漂う幸せのような哀愁はほんと見惚れた。
「みんなは見ているというが、俺は月を見たことがない」このセリフの余韻が終盤に響いてくる。
ハッピーエンドなんていらない。
そして人生なんて突然終わるんだから。
マヒトゥ監督が最近は自ら「監督」というのが気に入っている話や、会期中意味もなく有楽町を巡っていたという話はなんだかほっこりする。
そんな東京国際映画祭も明日で終わっちゃうんだよね。
個人的には今年最後の作品になってよかった。