kupa

私はいったい、何と闘っているのかのkupaのレビュー・感想・評価

2.7
ヤスケン演じる中堅スーパーの中間管理職のオモシロ切ない日常系コメディ。とはいえ専業主婦の嫁が小池栄子で、1男2女を育て、戸建てのマイホームも持っていたらこの時代十分勝ち組だと思うゾ。

原作未読。主人公であるヤスケンがずーっとモノローグでセルフツッコミをやってるのが、どうにも寒い。

ヤスケンにしても小池栄子にしても芝居が上手いのだから、もっと演技だけで攻めてもよかったのではないだろうか。

ヤスケンはパート社員の不正を見て見ぬふりをするのだが、それが彼の人間性を象徴する“優しさ”だったとしても、このコンプライアンス全盛の時代、どうにも座りが悪い。

仲間の不正でもダメなものはダメという「レイジング・ファイア」のドニーが今の時代は正義なのだ。
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