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ブレードランナー ファイナル・カットのsantasanのレビュー・感想・評価

3.8
これはファイナル・カット版だが、もともとの製作年は1982年だから約35年前。「AIが感情を持ったらどうなるのか…」は、その頃からそして今でもAIのホットなテーマである。人間の代わりに過酷な労働を強いられたレプリカントたちの反逆は、単なる機械の反乱なのか、それとも少しでも長く生きたいというささやかな望みなのか。レプリカントのバッティが創造主であるタイレル博士に取った行動の源は大きな悲しみと失望だったに違いない。SFではありながら「人間とはなにか?」を問いかける名作である。
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