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最後の決闘裁判のナツのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
羅生門形式で描かれるどこから見てもどこにも正義がない絶望と勝利のない地獄

リドリースコットとしてはテルマ&ルイーズを思い出す。違いはこの作品ではどこにも救いがない。

アダムドライバー、この人の演技もはや無敵。何やらしても作品のレベルを引き上げてくれる
彼史上最低の役は最後の最後まで悪役として期待を裏切らない。

脚本はグッドウィルハンティング以来のマット・デイモン&ベン・アフレック。
この物語で自分であの役やろうとした二人よ
ただ、史実とは結末が違うので、史実の方が何故「最後の」決闘裁判かが分かる(この作品では何がラストデュエルなのかが分からない)し、完全な「藪の中」なのでこっちにした方が面白くなったと思うけど、リドリースコットとマット・デイモンがやろうとした事はそういう事ではない
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