なつ

最後の決闘裁判のなつのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.5
時は中世のフランス。
騎士の妻が、夫の旧友に乱暴されたと訴えるが・・・。
生命をかけて裁判に臨む!
史実に基づいた話らしいです。

時代が時代なのでね、全ては権力と腕力がある者が勝つんですよ。
真実は神様が裁くなんて、体のよいこと言うてるけど、まぁ残酷過ぎる。

昔々の話のようで根底の構図は現代と変わらん。
法廷で相手方の弁護人から徹底的に嫌な質問をぶつけられる、まるでセカンドレイプ…
ネットで好き勝手叩かれる、誘ったんだろとか、恥ずかしいから黙っとけ、嘘なんじゃないの、とか…
何故、被害者がここまで虐げられるのか。理不尽過ぎますやんか。
まるで、伊藤さんの事件のようじゃないですか?

本作は、3者夫々の視点から描いていたのがとても面白かったです。
立場が変われば相手への見え方が全く異なります。
決闘裁判のシーンは、迫力満点で目を背け、息をのみました。


蛇足ですが…
マット・デイモンが太っちょで最初誰かわからんかったねん。
ベン・アフレック、楽しんどるなぁ(笑)
なつ

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