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最後の決闘裁判のskのネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

第一〜三章までそれぞれ夫、夫の旧友、妻の視点で描かれます。

男性視点では各々主観が入った描かれた方をしていて、妻である女性視点のみ【真実】と記載されます。

妻が襲われた時、悦んでいたから強姦ではないという意味わからん言われ方をします。
現代に生きる私たちからすると訳の分からない理屈で妊娠も描かれます。
(男女ともに絶頂を感じないと妊娠できないとか)

本人は威圧的に接していないと思っていても周りから見ると威圧的だったり、本当に客観的事実って大事だなぁと思う作品です。
どの章にも同じシーンが出てくるのですが、本当に男性の希望と憶測が入ってて笑えました。
ただ同じシーンなだけに微妙な演技の差を演じ分けなければならないのに、きちんと演じ分けている演者陣には拍手です!
ジョディーカマーやばい。
妻視点での裁判でマルグリットを案じている視線を送っているのは同じ女性であるフランス王妃のみっていう…。王妃も王妃で色々あるだろうしね…

この作品を見ると、嫌よ嫌よも好きのうちは男性目線の幻想ということがよくわかりますね!嫌って言ってるのは本当に嫌なんだよ!
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