みの

最後の決闘裁判のみののネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後のしんどさがすごい。
あの加害者男性にも人生があり友人がいるみたいな描写が辛い。夫が自分の物語に耽溺してるというのも辛い。そうなってくるとマルグリットの視点も完全に完璧に頭からそのままうのみにするのはできない。彼女の話が真実に1番近いのは間違いないだろうし、彼女が被害にあってるのは間違いない。(チャプター2でも完全にアウトだった)声を上げるのは勇気が必要出し、命を賭してるのもわかってる。けど、何か平民から見ても優しく優秀な人なのかなみたいなところもある(第三者目線がないのはそこの描写だから彼女の都合よくうつってるとしたらそこだとは思う。ただそれは彼女にとってとても思い入れのある出来事だったともいえるとは思う)3人の中で1番客観的に物事を見れる人だと思うけど、人間の視点は多少なりとも自分の都合のよいところがあるはずだということだと思う。
反転すると、日常でこんなこと茶飯事なわけで。自分が信じてる自分の視点はもしかしたら、ジャックレベルで自分は加害者ではないと信じながら死んでいく可能性もあるんやってことで、辛い。私はあの中の誰にでもなる可能性がある。辛い。それを受け入れられるのか。
原作読みたい。マルグリットが本当にどんな人だったのか知りたい。
みの

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