るたー

最後の決闘裁判のるたーのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.8
ゴリゴリの中世世界の再現度すごすぎる。衣装小道具の細かさよ!武器の研磨器がアップになる映画なんて初めてかもしれん
そしてみっともなく血と泥にまみれる戦いのシーンも息を呑むほどリアル…

カルージュ、ル・グリ、マルグリット、3者の目線から3度くりかえされて、同じ場面でも印象が少しかわり本性があらわになってくる
純粋な武辺者カルージュといった印象も、視点がかわれば家名しか考えてないいかにも中世的な人物と知れるし、ル・グリも沈着冷静と思いきや権力になびくわ下半身猿だわと容赦なく汚い面を見せてくる。

マルグリットが世界観から浮いて見えたのは、秘匿し続ける中世世界の常識に反したからかな。でも裏の顔っていうか、したたかな面があってもよかったなあ、ちょっと純粋すぎる

それで歴史的事件のほうはどうなんだ?とパンフを買いに走ったわけだが、ないんですけど??あれか、20世紀のは作らんのかディズニーよ
このキャストにこのクリエイターですよ?
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