サッカーと映画観るのがすき

最後の決闘裁判のサッカーと映画観るのがすきのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.5
なんでなんだろう。
中世ヨーロッパって原始的で野蛮なんだけど、戦い、食事、R指定的エロシーンなどなど、ナマナマしいというかエモいというか、微妙に汚いとこも含めてなんか好きなんですよね w

そのせいで!というわけではないのですが、本作は予告編をみた時から気になっておりました。なんつってもリドリースコットで、マット・デイモンでアダム・ドライバーときてますしね。おっとベン・アフレックもいたんかい!(しかもそんな役でしたか)

でもでも、観賞後に一番印象深かったのはジョディ・カマーでした。
というか、クライマックスである決闘裁判後のマルグリット(ジョディ・カマー)の表情!もうあの雰囲気にはやられましたわ。
「男ってそーゆー生き物なんだよね。”愛しさと切なさと心強さと”をまるっと全部自分自身で引き受ける決意と覚悟ができましたわ…」的な表情とお見受けしました、勝手に。
思いのほか、興奮度高かったせいか何言ってんだか意味不ですね。すいませんw

決闘シーン・戦闘シーン、凄まじかった。
生き死にかかった鬼気迫る戦い、殺らなきゃ殺られるド突き相いって、やっぱりそーゆーカンジですよね!的な説得力。まさに”手に汗握る”決闘シーンでした。
申し訳ないけど、邦画も最近ちょっと頑張ってはいるんでしょうが、なんとか剣心とか、なんとかリベンジャーズとかは言わずもがなだし、リアリティが売りの白石監督のヤクザものさえも茶番に思えてしまった。

みなさんレビューされているとおり、中世ヨーロッパ版羅生門的な構成は実に面白かった。むしろ当事者三人の視点で描かれていることと、なにより中世フランスの階級社会や男性社会、法戒律は現代のボクらには理不尽すぎるせいもあり、羅生門よりも感情移入度合いは高いと思います。

コロナ禍も収束気味の最近。新作ラッシュで観たい映画がけっこうあったのに、どんどん短期間で公開終了してしまう…。そんな中すべり込みでしたけどでコレは劇場鑑賞できてホントによかった!

ところで、アダム・ドライバーってイケメンだと思います?とっても失礼ながら個人的にはあまりカッコいいとは思えず…。(俳優としての存在感、演技力などなどの評価とは無関係なあくまで個人的好みですが w)