ジャイロ

最後の決闘裁判のジャイロのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.5
またここから?

となる第二章

やたらサクサク進むと思ったらこれか。でもきっとアレだ。互いの証言が食い違うやつだ。誰の言ってることが本当か、真実は藪の中に‥‥

ではないし、これ、2回繰り返す意味ある?

となりながら

第三章

ふぁっ!?

正気か?

ここまでで85分だぞ!?

これ、二章も三章もない

ぜんぶ第一章じゃないか

そして事の終わりの一言がいちいち!!

アダム・ドライバーもアダム・アダム・ドライバーだが、マット・デイモンもマット・デイモンだ。こりゃあもうアレだ。決闘して勝った方が正義でいいんじゃないの?ダメ?

というわけで総意の上での決闘が今‥‥

って奥さん

納得してないよね

わかる

終始置いてけぼりだものね

なんだろうこの釈然としない感じ

フランスなのにフランス語じゃないから?

違う

根底にあるのは、古くから根強く蔓延る人権の問題と、針のむしろの中での孤独の傷み、そして悲惨な運命なんて所詮は他人事なんだという残酷な現実。それらを突きつけられて思うのが、人生の虚しさだけだということ。なんだか灰色で哀しい色した感情だけが、ずっとあと引く映画でした。