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最後の決闘裁判のmaiのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
映画館の予告で観て、ずっと気になっていた作品。

愛する妻のための決闘、といった愛の話かと思いきや、そんな単純で甘い内容などでは全くなかった。

時代背景がわかりやすく描かれていて、女性がどういう扱いを受けていたのか、むしろ史実として勉強になった。

江戸時代に置き換えてみると、納得の描写も多々あるが、「決闘裁判」という文化があったということが、やはり日本の縦社会との大きな違いであり、興味深く感じた。

キャストも絶妙。
マット・デイモンの無骨な騎士が、何とも良かった。最後はラッセル・クローかと思うほどだった。

ラストで紹介されるヒロインのその後の人生についても、色々な思いを馳せてしまわざるを得ない。
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