ももさく

犬と私の10の約束のももさくのレビュー・感想・評価

犬と私の10の約束(2008年製作の映画)
4.5
大人になったあかり(田中麗奈)がふりかえる。

北海度函館で大学病院に勤める父、祐市(豊川悦司)と母、芙美子(高島礼子)中学生のあかり(福田麻由子)は幸せにくらしていた。ある日ゴールデンレトリバーが何故か庭に...追いかけていたら父から電話がありお母さんが入院する事になったと。数日後、一旦いなくなった犬が再び庭に現れ飼うことになる。片足だけ白いから名前をソックスにする。

福田麻由子は大好きな女優。この作品でも可愛さは抜群でした。

住んでいる家の一階が可愛い。白に薄いブルー、ナチュラルな木。緑がいっぱいの庭もいいな。

井上ゆうこ(池脇千鶴)の飼ってる犬の四角くなっちゃう所はクスッと笑えた。

星進(加瀬亮)のギターも良かった。加瀬亮の歌初めて聞いた。

ギターを背負った彼と犬を連れて手をつないで歩くってのが何ともいい感じ。

犬の気持ちになって高島礼子の声で語る10の約束がいい。動物を飼う事になった人や飼う前に子供に見せると良いのでは?と思う映画。

動物を飼うと言う事は自分より先に死ぬと言う事を覚悟しなくてはならない。私は猫派で何度も猫を飼ってきたけど、やはり死んだ時の悲しみだけは毎回耐え難い。それでも一緒にいる時間は人間といる時とはまた違った幸せを得られる。どんな薬よりも心が安らぐ。私が可愛がると言う事を覚えたのはやはり子供の頃動物を飼ったからだと思います。

子供の頃とは生活が逆転、親と犬が寂しい思いをし娘は仕事と恋に忙しくなる。良くあると言えばそうなんだけど、やっぱり改めて思う。後悔してからじゃ遅いんだと。こうしとけば良かったと言う反省が私はいくつか浮かぶ。

大好きな動物を飼っている人は特に感情移入しやすい映画であり、大切な事を教えられる。

結末は、わかっちゃいるけど涙が止まらないです。

犬がメインですけど、父親や娘、それぞれの成長もみられるし優しい気持ちになれる。非常に良かったです。

他出演者 布施明、大沢あかね、岸部一徳、ピエール瀧、笹野高史、藤井美菜、相築あきこ

エンディングはBoAのbe with youです。