茶一郎

群がりの茶一郎のレビュー・感想・評価

群がり(2020年製作の映画)
3.8
 Netflixの「原題そのまま和訳したタイトル」映画は割と佳作が多い説の提唱者として、その説を後押しする一本。

 食用イナゴを養殖する母親が主人公という変な設定に驚きつつ、イナゴが主人公の血を吸う事で突然変異・増殖をし始めるというトンデモ展開にさらに驚いた。
 養殖を成功させたい主人公は血をイナゴに与え始め……イナゴが主人公の精神と象徴的に繋がっていく作品のテイストがボディホラー路線になるという『群がり』。

 昆虫苦手な方にはオススメできないですが、やっぱり昆虫の「群がり」って画的にゴージャスです。ボディホラーから家族映画的なまとまりまで、中々の佳作。
茶一郎

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