Urakata1113

LAMB/ラムのUrakata1113のネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

1:設定:★★★☆☆
本作は、アイスランドの美しい田舎で暮らす夫婦が主人公です。彼らが羊の中から奇妙な赤ちゃんを発見し、その存在を受け入れるという独特なストーリーが展開されます。この設定の異常さが強く引きつけます。

2:風景:★★★★☆
劇中の舞台はアイスランドの荒涼とした自然。霧がかかった山々や広大な草原、静寂に包まれた牧場の風景が、物語の不穏な雰囲気を引き立てます。映像美が本作の大きな魅力のひとつです。

3:雰囲気:★★★★☆
本作は、ホラーやファンタジー、ヒューマンドラマが融合した独自のジャンルに属します。恐怖を感じるシーンもありつつ、静かな感情表現が物語を深くしています。

4:キャラクター:★★★☆☆
主人公の夫婦、マリアとイングヴァルは、無口でありながらも深い感情を内包しています。また、半分羊で半分人間の アダ という存在は、物語の核心を担い、興味を引きつけます。

5:テーマ:★★★★☆
本作は、喪失、希望、愛、そして自然と人間の関係といったテーマを扱っています。言葉少なに描かれる物語の中で、人間のエゴや自然の力について考えさせられるでしょう。
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