まいこ

ずっと独身でいるつもり?のまいこのレビュー・感想・評価

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)
2.5
『渋谷区円山町』の原作などで知られる漫画家・おかざき真里が、作家・雨宮まみのエッセイを原案に女性たちが抱える不安や希望を描いたコミックを映画化。30代独身の人気作家が、自分らしい幸せの形を模索する。

10年前に発表したエッセイが思わぬヒットとなり、一躍有名作家なった本田まみ。生きづらい女性たちの本音を代弁し読者の支持を集めてきたが、近ごろはヒット作を書けず作家活動は迷走気味だった。さらに36歳で独身であることを周囲から「一人でかわいそう」と心配され、結婚を前提に交際している年下の恋人とはすれ違いも多い。キャリアや今の暮らしに不満はないものの、まみは「ずっと独身でいるつもり?」という周囲からの「雑音」に揺れ動く。

Twitter各界隈あるあるの闇を全て詰め込んだかのような総集編を映像化。現実的かそうでないかは置いといて女性であれば少なからず同意を得られるような心情や環境を描く。正直、これを観て「皆もそう思ってるんだ〜」と感銘を受けリアルに引き戻された時が地獄じゃない?あと男性バージョンも逆に出した方が良いよ、ウケるかどうかは別として。

フィクションの中に吐き出される説明的メタ発言が寒い。でもめちゃコミ50円で消費される女、の表現は好き。JILLSTUARTが港区女子の記号として扱われてるの可哀想に!
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