ギルド

マンディブル 2人の男と巨大なハエのギルドのレビュー・感想・評価

3.2
【かけがえない友情を育むクソデカ蝿】
■あらすじ
ある男にスーツケースを渡す仕事を引き受けたマヌは、親友のジャン・ギャブを誘い、適当に盗んだ車で出発する。
すると、車のトランクから物音がする。車を止めてトランクを開けた2人はそこに体長1メートルほどの巨大なハエが閉じ込められているのを発見する。そのハエで金儲けを企んだ彼らは、ハエに“ドミニク”と名前を付け、調教をはじめる。
一方、車はガス欠になって当初の任務は一向に進まない。
そんな時、通りがかった車に乗っていた女性セシルはマヌを高校の同級生と勘違いして、彼女の家に招待する。マヌとジャン・ギャブは、セシル一家にドミニクを隠していたが、やがて…。

■あらすじ
現在、映画館で上映されている「地下室のヘンな穴」に引き続く、カンタン・デュピューの過去作で若返り穴、殺人タイヤ、喋る革ジャンに並ぶヘンテコな作品でした。

盗んだ車で走るも馬鹿な行動のオンパレードで事態が思わぬ方向に進んだり、キャラ濃い目なメンツとのやり取りが意外と鈍重だなーと思ったけど本作はB級映画にどれだけ愛情があるか?で評価が分かれそうな映画な気がする。

今回はわらしべ長者を目指そうとする男たちの落語のような展開が進み、その中で蝿の仕草・造作がポケモンみたいな可愛さがあってそこが面白かったです。
てか育成したり手なづけさせたりするのが、なんかもうポケモン育成みたいでサトシ2人が適当に冒険してるような質感があったので懐かしさを覚えました(笑)

スタンド・バイ・ミー的な着地とわらしべ長者をかけ合わせた作品なものの、ストーリーの設定が命のヘンテコさ・ユーモアが強くてそれが観たい人にはオススメできる映画です。
頭を空っぽにして鑑賞に浸ってみてください。
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