くりふ

俺だって極道さのくりふのレビュー・感想・評価

俺だって極道さ(2015年製作の映画)
3.0
【爆笑!にゃ〜ん銃】

映画祭上映作品がソフト化され、ナヤンターラ目当てでレンタルしました。

原題にあるRowdyはもともと英語で、乱暴者、的なニュアンスらしいが、インドだとそれがカッコいいヤクザもの=極道、て意味になるのかな?

母親が警察官だった反動?と、ある事件から、幼い頃から極道を目指し…今ではなんちゃって極道業に勤しむヘタレ主人公が、惚れた女にホンモノの裏仕事を頼まれて…。

タミル映画だからコテコテとは思ったが、一歩進むたびトホホと脱力するような展開に、ちょっと私は合わなかったです。7年前の作ならこんなもんか、とも思うのですが。

インド映画あるある復讐劇ですが、このトホホタッチから生臭くは転ばないだろうと思ったら…クライマックスまさかの殺すの殺さないの絶苦笑“三すくみ”で盛り上げてくれました。タラちゃん的オフビートっぽくもあり。この最後はよかったですね。

いちばん笑ったのは、極道むけ特製拳銃の登場。発射音を、ある音に変換してしまう!こんなん実際あったら、暗殺がよりカンタン便利に!目から鱗ものイノベーションでした。

ナヤンターラさんは、顔の好みからだと濃すぎるのですが、スターになるだけの美貌と存在感、やっぱりあるねと感心しながら見惚れていました。さすがのおっぱ…い、いや際立つボディラインの美しさが、本作全体の艶をたかめておりましたよ。

これ、製作がダヌシュなのですね…。本国では当たったのかな?

<2022.5.24記>
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