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いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルムのeigajikouのレビュー・感想・評価

4.2
伊勢真一監督が父の記録映画編集者伊勢長之助が戦中インドネシアでプロパガンダ映画制作をしていた時の足跡を追いインドネシア、映画フィルムが保管されているオランダへ。日本占領下の記憶が残る人達の証言が突き刺さる。
私たちも向き合うべき歴史。
オランダのフィルムアーカイブが保管しているプロパガンダ映画の質は高かった。
その映画から学ぶべきことは多いと思うが、残念ながら日本に持ち帰ることはできない。伊勢監督も無念だろう。
「日本語はビンタの言葉。良く殴られた。」
覚えている日本語はありますか?
「なんだ、お前、バカヤロー!」
と、ビンタされたと。
「可愛い女の子は日本兵に連れて行かれてしまうから、女の子たちは森に隠れていた。私も隠れていた。」
歴史修正主義に洗脳されてる「ただ日本が大好き」な人たちにぜひ見てもらいたいけど、そういう人たちには多分届かないのが悲しい。
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