カリオット

Shiny_Flakes: こうして僕は麻薬王になったのカリオットのレビュー・感想・評価

4.0
「ドラック最速ネット販売マニュアル」が実話だったとは!!!!ドラマを見ていたので、ドキュメンタリーも見てみた。

"ドイツに天才現る!"

にこやかに自分の行動を語るマックス。彼はもちろん生身の人間であるが、感情のないロボットのようだった。他人と普通にコミュニケーションもとれていたし、社会生活も普通に送れている。だが、彼自身の本心や内側の姿は全く見えてこなかった。
何となく分かるのは、そのプライドの高さと、家族も含めた他人のことを全く信用しておらず、自分のことだけを信じているのだろうなということぐらい。彼を見ていると不安を掻き立てられる。(笑顔の裏に何が隠されているのか……)

彼を逮捕したときのライプツィヒ警察、嬉しそう。

結局犯罪を犯したきっかけや目的、大量の金の行方はよく分からないまま。彼の家族が全く出てこなかったのが不思議だ…。(友達は最後にちょっと出てきたけど…上辺感がすごい……)

彼は斬新なアイデアと実行力でいわば世界を変えた。ただ彼は稼いだお金で贅沢三昧の生活をせず、また薬にも手を出さなかった点が凡人との違いなのではないだろうか。常に冷静沈着で地に足をつけて物事を見ていた。あれほどの頭があれば、彼はどこに行っても何をしても成功するだろう(それが合法か違法かにか関わらず)…それとも一生遊んで暮らせるほどのお金はあるわけだからのんびり暮らすのだろうか…
カリオット

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