オーストラリアのTV局製作のドキュメンタリー。
2016年のISへのモスル奪還作戦に密着した短編ドキュメンタリー。
カメラの目の前で息を引き取った少女の遺体をドアップで撮したり、吊るされたIS戦闘員や、戦車に轢かれてペシャンコになったISの死体など、元々耐性がある人じゃないと厳しい画が散見される。
イラク軍のかの有名な"黄金師団"こと、ゴールデンディヴィジョンの兵士たちや、クルド人のペシュメルガ、被占領地の市民など、様々な現地の人々の人を繋げていくような映像になっている。
解放を喜ぶ市民たちな一方で、モスルのマジョリティであるスンナ派に対して、イラク軍はシーア派主体の構図、
西側諸国の爆撃への複雑な心境や、
イラク治安部隊に連行される容疑者など、
当時から今も続く対立構造と混乱が見え隠れするイラクという地のカルマを垣間見える。