このレビューはネタバレを含みます
ミステリー映画なので一応ネタバレ表示で。
アガサ・クリスティの戯曲「ねずみとり」、その100回公演記念パーティーの最中に映画監督のレオが殺害された。スコットランドヤードから派遣された冴えない警部と空回り新人女性巡査が事件の捜査に乗り出すのだったが…。
戯曲「ねずみとり」1952年から2020年迄スーパーロングランで上演されていたメチャクチャ有名作品だったんですね。知らんかったです。
元ネタを知ってたらもっと楽しめたのかなと思いますが、ミスリード有り意外な犯人有りで単純にミステリー映画として面白かったです!!
作中ミステリー作品の定石的な物語の流れを否定してハリウッド映画的な結末を提案する事で、監督と脚本家の対立が画かれ、それがちゃんと伏線になっていたので感心と同時に笑っちゃいました!!
全体的にPOPな雰囲気で音楽と映像が好みのタイプだったのでずっとワクワクで観ていられました。
ミステリーとしては探偵役がズバッと犯人を推理する感じでは無いのでその辺はチョット物足りなさが有りますが、それをやっちゃうと結末の面白さが損なわれるので痛し痒しですかね~。
ともあれ最後まで楽しく観れました!!