信虎のメルクマールのレビュー・感想・評価

会話劇中心の本格戦国時代劇。武田信玄はあまりにも有名だが、その信玄が活躍し得るほどの甲斐国の礎を築いたのは、父の信虎である。その彼の信玄亡き後に、フォーカスし、構成された時代劇である。この映画では信玄の父、漫画『レイリ』では孫である武田信勝が描かれるなど周辺人物を取り上げた作品が製作され、再評価が進んでいる。その研究の到達点としてこの作品を見てはいかがだろうか。ストーリーは分かりやすく、細部までこだわった作品である。

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