たかちゃん

1941 モスクワ攻防戦80年目の真実のたかちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
ソ連赤軍の二人の士官候補生が、看護学校のマーシャに恋をする。抜け駆けはしないと約束。二人は前線に送られ、多くの戦友と知り合い、スパイ養成所の上官と知り合うなどのエピソードが綴られる。しかし、後半は救援の戦車が届くまでドイツ軍を食い止めるよう命令が下され、激しい戦闘シーンが続く。ある母親の「母国を護るために闘っているのに、母国は何もしてくれない」という叫びが印象的な、真面目な青春反戦映画。ユーモア皆無、戦闘シーンもスペクタクル的描き方ではないが、戦闘シーンの俯瞰撮影がどこまでも続く恐ろしさはロシア映画の独壇場だ。
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