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1941 モスクワ攻防戦80年目の真実のmasayaのレビュー・感想・評価

4.0
ナチスドイツ軍がモスクワ目前に迫る1941年の秋。正規軍の援軍到着まで持ち堪える為に砲兵学校の生徒達が前線に配備される。まだあどけない顔の若者達が精強な独機甲師団を迎え打つ・・抜群の火力で観る者を圧倒しながらも、祖国防衛戦の悲惨を冷徹に描写する。
T-34並みのエンタメマシマシ火力を期待して観に行ってそっちは大いに満足。ただ我が軍の戦車はまだか!って話なので赤軍戦車は余り出てこず、対戦車砲で後から後から湧いてくるドイツ戦車に対峙する苦しい戦い。若者の未来を食い潰しての苦い勝利の記憶が、帰って来ない英雄の物語になったのだろうか。
前線に軍医や衛生兵で多くの女性が配置されてるのが独ソ戦映画ならではで、名もなき兵士達と共に、彼女達をしっかり記憶したい意志を感じる。「戦争は女の顔をしていない」を読んだ後では幾分理想化された存在に思えてしまうけどね。